札幌文化芸術交流センター SCARTSの開館を記念して、オペラ、演劇、歌舞伎、ミュージカル、落語など多彩なジャンルの公演を手掛ける日本を代表する部隊美術家・堀尾幸男の展覧会を開催しました。
会場には堀尾幸男が、これまで手掛けた700を超える舞台芸術作品の中から厳選された28作品の舞台美術模型、精緻で可動する模型等が展示されました。

展示概要
実際の公演で使用された大道具を活用した展示空間には、「夜会 Vol.5」（中島みゆき／1993）、第40回伊藤熹朔賞を受賞した「エッグ」（野田秀樹／2012）、スタッフとして初めて読売演劇大賞で大賞に輝いた「逆鱗」（野田秀樹／2016）、「遠野物語」（前川知大／2016）のほか、日本初となる客席が360度回転する円形劇場で行われた「髑髏城の七人」シリーズ（いのうえひでのり／2017）や「PARAMUSHIR～信じ続けた士魂の旗を揚げて」（TEAM NACS／2018）などの最新作の模型から、公演に関連する小道具、脚本、図録、舞台写真などもあわせて紹介します。