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SCARTS助成金 特別助成事業の採択者に話を聞いてみた!vol.4 「 Northern Theater Project『LAMP LAMP LAMP』」
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レポート2025年10月28日(火)
SCARTS助成金 特別助成事業の採択者に話を聞いてみた!vol.4 「 Northern Theater Project『LAMP LAMP LAMP』」

札幌市における文化芸術活動の振興とさらなる発展を目的に、令和4年度から始まった「SCARTS助成金交付事業」。札幌市内で文化芸術活動を行う個人や団体を対象に、その活動費用の一部を支援する助成金交付事業です。
令和7年度の特別助成事業2件のうちの一つに採択されたのが、世界的に注目されるダンサー・振付家の平原慎太郎さんによる新プロジェクト「Northern Theater Project(ノーザンシアタープロジェクト)」の第1回公演『LAMP LAMP LAMP(ランプランプランプ)』。平原さんが、故郷・北海道のダンサーやミュージシャンと共に作る新作ダンスであり、札幌市における新しい文化芸術分野の萌芽を感じさせる取り組みです。札幌に誕生したばかりの平原さんのアトリエ「CONTE(コンテ)3」で、作品の魅力や本公演への意気込み、今後について伺いました。
イメージは、街の中にいくつもランプがともる感じ

――本日はありがとうございます。さっそくですが、公演の概要を教えてください。今回、北海道に根差したダンサーを中心に、美術と舞踊が連携した革新的なダンス公演を目指されています。当初の公演タイトルは「The LAMP」とお聞きしましたが…。
平原慎太郎さん(※以下平原さん):はい、「LAMP LAMP LAMP」に変更することにしました。1個のランプというよりも、街の中にいくつもランプがともっている様子を作品の中でイメージしたいんです。三部構成とし、1個目は「LAMP」、2個目は「LAMP LAMP」、そして3個目を「LAMP LAMP LAMP」という作品にしようと思っています。
「LAMP」は、北海道のダンサー7人によるダンスピースです。二つ目のピース「LAMP LAMP」は、東海林靖志君(※1)のソロ作品。三つ目の「LAMP LAMP LAMP」は、音楽がメインの作品になります。
実は今回、生演奏で4人が入ります。二胡奏者で歌手の凛子さん、ヒューマンビートボクサーのTATSUAKIさん、フルート奏者のLISA NAGOYAさん、景井雅之君(※2)で、小編成のバンドを作る感じ。出演者は総勢12人になります。
それで、最後の「LAMP LAMP LAMP」は、凛子さんの楽曲を何曲か選び、音楽主体の作品にするつもりです。MV(ミュージックビデオ)ではなく、たとえるなら、アーティストのライブに行った時のパフォーマンスのようなものでしょうか。
というのも、コンテンポラリーダンスって最初からコンセプトやダンスのアイデアがあって、音楽が後からポンとついてくることが多いんですけれど、今回は音楽の世界観をダンサーたちで立ちあげたらどうなるのか、ということに挑戦したい。そこに、ランプがいくつもともっている雰囲気を一致させられたらと思っています。
というわけで、僕の中では、間口の広い作品になると思っています。実験的でコンセプチュアルなダンスというよりは、物語とか色々な要素が楽しめる公演になるといいな、と。舞台美術も使いますが、メインではなく、あくまで複合的な要素の一つと考えています。
――美術はどなたかアーティストの方が?
平原さん:いいえ、最近は自分でデザインしていて、今回もそのつもりです。この間の神奈川公演(※3)や東京・世田谷公演(※4)も、全部自分がやりました。
――大型のインスタレーションを作り、公演の前後には観客が体験できるような仕掛けも考えているそうですね。
平原さん:開演1時間前から開場し、観客が舞台を周遊できるような仕組みを作りたい。舞台上にはランプのシェードといった小道具や細い糸を使う予定で、観客がそうしたインスタレーションの中に入るような体験も持ち帰ってもらえたら。可能なら飲食スペースも設けて、終演後も長めに開放し、舞台を眺めながら交流できるような時間を持ちたいと思っています。
※1 札幌出身のダンサー。2013年より平原さん主宰のダンスカンパニー「OrganWorks(オルガンワークス)」に所属。「6hands(シックスハンズ)」名義で電気工事、石積、楽曲制作も行う。
※2 北海道出身の作曲家・マルチクリエイター。2014年より「OrganWorks」の作曲・音楽監修を担当。
※3 2025年6月、神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 で行われたOrganWorks 2025-26「ショウメイコウ -Physical side-」。
※4 2024年6月、東京・世田谷パブリックシアターで行われたOrganWorks 2024「光廷と崩底 -my telling was nothing-」。
北海道の冬とマッチした公演に

――音楽、美術、ダンスなど色々なジャンルが融合するのが作品の特徴だと思いますが、今回はさらに「北海道ならでは」も加わるとお聞きました。「冬」「雪」といった要素は、どのように取り込みますか?
平原さん:舞台に使う色のほか、舞台美術に使う細い糸、テグスへの照明の当て方で、キラキラ光る感じが出ないかなと考えています。まだ実験段階ですが、上手くいくと、つららのような感じや、ダイヤモンドダストのような光の点滅が表現出来るはずなんです。あと、ランプのあかりが雪の中でほわっと輝いてる、北海道を感じさせるような様子も作り出せたら。
また、東海林君のソロとなる「LAMP LAMP」は、ドストエフスキーの小説『地下室の手記』をモチーフにした演目になります。「地下室」に閉じこもった1人の男が独白するような内容です。極寒の外には、ガス灯のあかりがつき、雪がぽっぽと降っている。北国の部屋の温かさもあるけれど、寂しさもあるけど少し笑えるような…そんな作品を目指します。
「LAMP LAMP LAMP」では、逆にそこから解放し、春を待つような感じをイメージしたい。季節とマッチしたような公演になればと思っています。
――映像も取り入れるのでしょうか。
平原さん:映像を使うかどうかは、悩ましいところです。
――話は少し戻りますが、音楽隊4人のチョイスが不思議な組み合わせですね。
平原さん:そうなんですよ! 音楽って文化圏が出ると考えた時、フルートはヨーロッパ、ボイパはアメリカ、二胡はアジアですよね。で、それらを統合できるのが、音楽トラックメーカー。文化圏が散っていることは、僕の中ですごく面白いと考えています。
実は、歌もフルートもボイパも、息を武器にする、呼吸器を使うんです。ピアノとか打楽器とか、当初は色々なアイデアがありましたが、今回は「息を主体とする人たちで集められないかな」って景井君と話して、そうしてみました。なかでもボイパは盲点で、彼の提案なんです。息だけど打楽器、でも声としての表現も広いんですよね。
――フルートや二胡の繊細な響きに、ボイパの熱いビートがどう加わるのか、まだ想像がつきません。
平原さん:北海道の冬って、リズムを感じるんですね。雪を踏みしめると、ギュッギュッて音が鳴るじゃないですか。一方で静かな側面もある。夜は人通りも少なくなるので、その静寂の雰囲気に、ボイパというか、口で作った音・SEみたいなものを、うまく入れられたらいいなと思っています。
――今回、観光産業としてのコンテンツ化も目標に挙げてらっしゃいます。公演がある2月は、北海道は冬の観光シーズンですね。
平原さん:インスタの宣伝など直属のチームと連携したり、札幌でイベントに取り組む友人たちと結びついたりして、ダンスや演劇界隈だけじゃないところに情報を拡散させる工夫をしたいと思っています。
あと、6月に神奈川であったOrganWorksの公演を森嶋拓(※5)夫妻がドキュメンタリー映画として制作中なんです。約30分の作品に仕上がる予定で、その上映会を来年1月頃に開催できたら。どういう風に僕が創作しているのか、北海道の皆さんに知ってもらいながら、この公演と紐づけていけたらと思っています。
そういえば、最近、仕事で画家の方と話すことが多いのですが、「美術好きと舞台芸術好きの紐づけが出来ていない」ことが話題に上がります。どちらも好きな層はいるけれど、とっかかりがないというか…。それは北海道もそうだし、全国的に考えるべき課題ではないでしょうか。ダンスをよく見る人が美術館に行くようになってもいいわけだし、両方にとって良い刺激になるはず。ジャンル同士の紐付けを考えていきたいです。
※5 北海道出身のダンサー。CONTEプロデューサーとして数多くのコンテンポラリーダンスや舞踏のプロデュースを手掛ける。
北海道のダンサーは「ポテンシャルがある」

――今回は、札幌に出来た「実験施設 ZOKZOK(ゾクゾク)」(※6)を拠点とした継続的な活動の一環と伺っています。現在の札幌は、コンテンポラリーのプロのダンサーが多いとは言えない状況ですが、今回のような作品制作を通して、北海道のダンサーを増やしたい、育てていきたいという思いは、おありでしょうか。
平原さん:めちゃくちゃ、あります! 「LAMP LAMP LAMP」のリハーサルを始めて、北海道のアーティストって、創作に対して、やっぱりものすごくポテンシャルがあることを再認識しました。東京での舞台経験が多い堀川千夏さん(※7)と東海林靖志君も、札幌でメンバーと会ってびっくりしてました、「ここまで一気にいけるんだ!」と。北海道のダンサーが創作に向いていることは、以前からずっと感じていました。
感覚の開き方でいうと、北海道のダンサーはヨーロッパや北欧の人に近いんです、シャイなところも含め。あとは基礎があればいいので、そこは僕が勉強してきたものを共有しながら、彼らの持っているポテンシャルを使って、継続的に作品を作っていきたい。それは、育成面もあるかもしれないけれど、1人の振付家として非常に興味があるんです。
だって、ダンサーたちみんな、本当に面白いんですよ(笑)。ただ、人数が少ないということは、シーンが小さいということであって、これからどれだけ質の良いダンサーや面白い作品を作れる人たちを増やし、シーンを大きくしていけるか。それは、まぁ、続けていくしかありません。
――なるほど。札幌の街は、色々なジャンルのダンスをやっている方が多い印象があります。そうした方々と連携しながら一緒に作品を創ることが、ダンスシーンを広げていくことにつながるわけですね。
平原さん:そうですね。札幌は不思議な土地柄で、ストリートダンサーでも、なぜかコンテンポラリーダンスのことを知っている、みたいな人が多いです(笑)。
――なぜなのでしょう?
平原さん:独特のゆるさ…と言うと、どっちにも聞こえるけれど、「余白」があるんだと思うんです、人やジャンルに対する。
――他の地域のように、いろいろな面で、縛りが少ないのかもしれませんね。「自由」というのが、ポテンシャルにつながる一方、シーンが定着しにくい側面でもあると言えるのかもしれませんが…。
平原さん:あとは、トータルを見ることが出来る人の存在だと思うんです。専門的でありながら、他ジャンルのことを理解できる人。それぞれの専門性を見抜いて配置できる人。その点、自分はオペラを作ったり、東京オリンピックにも携わらせてもらったりした(※8)ので、「こういうことは大事なんだな」というのは、なんか分かる。できるというより、分かるんです。ですから、今回のように色々なジャンルの人を集め、アーティスト同士のつながりを広げて、どんどん波及させていきたいという思いがあります。
――話は前後しますが、そもそも、今回の公演タイトルを「LAMP LAMP LAMP」にしたきっかけは何でしょうか。
平原さん:以前から、僕が札幌でダンサーを集める時は、「LAMP」がついた作品を作ろうと思っていました。コンテンポラリーダンスを長年続け、この土地にやっている人達がいるのを知っていたので、彼らにとって面白い火種がポンってつくような…「LAMP」というタイトルで、何かやりたかったんです。「ダンスシーンに対して一つのあかりがつく印象を与えたい」。冬のガス灯という従来のイメージに、そんな思いも重ねました。ただ、気持ちが強すぎて、「LAMP LAMP LAMP」と3つになっちゃいましたが(笑)
――(笑)「LAMP」という言葉には、安心感もあり、ちょうどいい温かみがある気がします。言葉を重ねることで、前向きな気持ちで見終われそうですね。
平原さん:出演者の大森弥子さん(※9)にも「いいタイトルだ」って(笑)。あったかい作品にしたいですね。
――ということは、冬に公演したいというお気持ちもあったのでしょうか。
平原さん:ありました。2月の北海道に来て、屋外の寒いアクティビティーに参加するのもオッケーだし、室内に行く選択肢の一つに、劇場が入ればいいなと。寒い時期にやりたいなっていう思いも、確かにありました。
※6 札幌に8月誕生した、10年限定のアート・カルチャー発信拠点。
※7 札幌出身のダンサー。2020年より「OrganWorks」に所属するほか、同世代のダンサーと立ち上げたダンスカンパニー「BALA」としても活動する。
※8 平原さんは東京オリンピック2020の開会式・閉会式の振り付けを担当した。
※9 北見出身のダンサー。「Takako Classical Ballet」(札幌)に所属する。
ZOKZOKを拠点に、地域社会にリーチした作品を
――会場となる民間劇場・ジョブキタ北八劇場はアクセスも良いですし、観光ともうまく連携できればいいですね。今後、北海道での制作体制をどのようにお考えですか。
平原さん:北海道における自分の本拠地が「実験施設ZOKZOK」にあるので、ZOKZOKのメンバーとできるだけ協力体制を取りたいです。マネジメントは森嶋氏と連携を深めたいです。
公演数が増えれば、スタッフも少しずつ増やせると思います。北海道のダンスシーンのため、また、地方公演のためには〝自走〟できる新チームが必要です。制作面やダンサーの質の維持を含め、まずはうまく走れるようになるのが目標です。
今回、3つの作品が出来るので、ショートピースだったら、どこか別の土地でも上演できるのではとも考えています。自分は生まれが小樽なので、小樽の美術館でやれないか、とか。苫小牧に新しい劇場もできるそうですし。公演数を多くしてダンサーの経験値を上げたい。なるべく外に外に広がるように、波及していきたいです。
――映像配信も行うのでしょうか。
平原さん:森嶋夫妻が、制作してくれる予定です。記録映像のような感じでも、カメラの置く距離を工夫してもう少し緊張感のある素材でも出来そうです。
――今回、「SCARTS助成金」の特別助成事業に採択されたわけですが、助成金を申請された意図を教えていただけますか。もちろん制作資金の面はあると思いますが、プラス求めること、希望する具体的な支援内容がありましたらお聞かせください。
平原さん:やっぱり、プロの目、プロの方とのやり取りって必要なんです。もちろん、民間の舞台業界の方は札幌にもいると思いますが、それだけだと困るというか。自分にとって札幌の地域社会にリーチしたいと考えた時、公共との関わりを持たないと広げにくい。平原が主催した公演だと、個人的な活動になっちゃうので、東京での公演と変わりません。だから、こういうやりとりも含めて、公共の方と密に話せることが意義の一つです。
コンテンツを作るのは、民間である自分たちのノウハウでやれるんです。けれど、そればかりだと、社会性や波及性がどうしても乏しくなっちゃう。公共性って、芸術、特にダンスだと、僕は大事だと思うタイプなんです。コンテンポラリーダンスって、どこまでも個人的になれるジャンルなので。ですから、終演後のフィードバックにも期待します。
――ありがとうございます。こうした広報面での支援のほか、観客の反応や社会への波及効果といった視点に関して、審査員からもフィードバックをさせていただきたいと思います。
平原慎太郎にとって、札幌らしいダンスとは

――改めて、平原さんにとって、札幌らしいダンスとは何でしょうか。
平原さん:前半の話と重複しちゃうんですけど、やっぱり、どこかミックスカルチャー。たとえば、「ストリートダンサーだけどコンテンポラリーもやる」「ボイパだけど、それ以外の音も出せる」「フルート奏者だけど即興ができる」など、文化的背景が一つじゃない人が多い。相互理解があるというのが、僕が北海道の人に感じていること。なので、そういう人たちが作る作品が、僕にとって札幌らしさというのは、絶対言えます。
北欧、ヨーロッパのダンサーたちって、洗練されているんです。洗練され過ぎて、自分が何者なのか分からない人も多い。一方、北海道のダンサーは…もうちょっと、洗練されればいいのになと思うくらい、個性的(笑)。個性的なんですよ! 自分がどういう踊り手なのかっていうのは、分かっている。
色々な土地のダンサーを見てきて思いますが、北海道のダンサーはピュアです。情報だけに縛られない、自分の感性を大事にしている。つまり、感受性が高い。だから、あとは少々の基礎なんです。「世界基準ならこういうことは知っておこう」みたいなことを共有していくことが、自分の役目のように感じています。
いやもう、皆さんにお見せしたいです(笑)。AとBに分かれて即興でダンスして、「さぁ、どっちが北海道の人でしょう?」って問い掛けたら、もう大概、分かる。カンパニーの人間からも「北海道っぽさ、出てる!」って声が上がるんです。何か知らないけれど、あるんですよ。道民性ってやつが。
――育ってきた土台が違うのでしょうか。
平原さん:たぶん、ベースの部分だと思います。地域性ですね、こればっかりは。変な話、バレリーナを見ていても、そうなんです。コンテンポラリーダンスとか創作に億劫な子もいるけれど、ノってこれる子も多い。
――土壌がガチガチに固まってない、ということも考えられますね。都市部だと「こうあるべき」みたいな意識が刷り込まれているけれど、地方だとそのあたり柔軟に捉えていたりしますよね。多様なコンテンツに触れる機会が少ないということは、デメリットでもあるけれど、一方で自分たちで「開拓」じゃないですが、「人と関わって実験してみよう」みたいな意識を強くするというか…。
平原さん:大いにあり得ますね。紋切り方じゃない「絶対それはやらないでしょ」ってことを、やれる。
――それは、大事なことですよね、表現をする人たちにとっては。
平原さん:大事ですね。ただただ純粋に、自分の中から出ている。そこは、本当に道民性なんだと思います。
――話をお聞きして、作品を鑑賞するのがとても楽しみになってきました。
平原さん:面白くしたいです。自分にとってもいい機会なんです。「OrganWorks」や「東京の振付家」というフレームでずっとやってきたので、そうじゃなくて、純粋にその土地ならではのもの、札幌のダンサーたちから出るものを、どういう風に抽出していくか。楽しみたいと思っています。
――最後に、来場される皆さんにメッセージをお願いします。
平原さん:札幌を、北海道を愛しているメンバーと、冬の北海道、「LAMP」のイメージを作り上げる公演になります。
一つのジャンルに囚われない舞台になるはずです。奏者も演奏するだけじゃなく舞台に上がるし、ダンサーも踊るだけじゃない表現をたくさんする。ありそうでない、難しそうだけどなんか難しいだけじゃない、いろんな要素が楽しめ、かつ温まる作品にしたいと思っています。ぜひ、見に来てもらいたいです。
あと、付け加えるなら、北海道のダンサーたちとの作品作りは継続していくので、その1回目となる公演は、見ておいたほうが良いのでは…?(笑)。記念すべき瞬間は、観客の皆さんと一緒に作り上げるものですから。
――確かに、初演を見たダンサーさんには一層愛着が湧くでしょうね!
平原さん:そうなんですよ! みんな可能性を持つ、いいダンサーばかりなので、一人一人に興味を持ってもらえるのが一番嬉しいです。
<公演HPリンク>
平原慎太郎「Northern Theater Project『LAMP LAMP LAMP』」
https://conte-sapporo.com/lamp/ ![]()