版画家の志摩利希さんと宮本文彦さんによる2人展です。
銅版画・紙版画と技法に違いはありますが、「版」の上から生み出されるそれぞれの世界をご高覧いただけますと幸いです。

●志摩利希：日本版画協会準会員・全道美術協会(全道展)会員・
　　　　　　北海道版画協会会員
〈作家コメント〉淡々と時間に追われることもない日々のあわいに浮かび上がる記憶を反芻しながら銅版に向かうと、思い出の光や空気や香りが蘇ってくるのです。

●宮本文彦：北海道版画協会会員　
〈作家コメント〉十数年ほど前より本格的に始めた銅版画や、紙版画などの制作を行い、発表の場として個展を中心とした活動を行っています。
ここ数年は銅版画・イラストと並行し、自分なりのアレンジを加えたドライポイントプレートを利用した、紙版画の魅力にはまり制作をしています。
銅版画と同じ過程をなぞりながら、紙特有の扱いやすさや自由な形などの面白さもあり、銅版画とイラストの中間部分の表現方法として制作を行っています。