望月澄人(1949－2015)は、1973年に東京藝術大学を卒業後に辻村ジュサブローの元で人形制作を学び、舞踏カンパニー「大駱駝艦」や、幼児教育番組「ひらけ！ポンキッキ」「おかあさんといっしょ」などの美術を手掛けました。1992年にはCG映像制作を始め、1996年に札幌市立高等専門学校（現在の札幌市立大学）の助教授となりました。
札幌に移住後は、札幌市立大学の教授として後進の指導の傍ら、積極的にCG作品を制作し、意欲的に芸術活動を続けておりましたが、2015年に病気により他界しました。
本展は、自ら執筆した本の挿絵と原画、立体作品、CG映像作品、ブログに書き留められた言葉などを通して、望月の残した芸術を多角的に辿ります。