札幌市出身の作曲家、石垣絢子の個展シリーズ「言葉と音楽」は、日本の美しい言葉に焦点を当てた作品演奏会で、今年10周年を迎えます。
今回は書家の小杉卓を迎え、文字としての言葉やライブパフォーマンスならではの筆捌き、和紙の擦れる音、墨の香りを音楽と融合させた作品をお届けするほか、札幌交響楽団ヴァイオリニスト佐藤郁子による新曲初演も行います。また、石垣が作曲を志すきっかけとなった作曲家モーリス・ラヴェル生誕150年を記念して、「ボレロ」を書とヴァイオリンとピアノの編成で披露します。
ボレロへと続くプロムナードとして、リズムや旋律断片を引用した石垣作曲の「ボレロ・コラージュ」で曲間を繋ぎ、公演全体を大きなひとつの作品とみなす仕掛けにもご期待ください。