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札幌文化芸術交流センター SCARTS
映像制作集団・空族(くぞく)が台湾を舞台に制作した新作《イラ・フォルモサ》が、西2丁目地下歩道映像制作プロジェクトの新たな作品として2023年4月に加わります。空族として初の公共スペースでの常設作品となります。イラ・フォルモサ(Ilha Formosa)とは、ポルトガル語で“美しい島”という意味で、大航海時代に台湾を訪れたポルトガル人にそう呼ばれたとされます。
2022年8月に空族が台湾に赴き、台北、台南、高雄などの台湾島西側の都市のみではなく、中央山岳部の南投県、南部の屏東県、東部の台東県、花蓮県へも足を伸ばし取材・撮影しました。人々の暮らしに密接に関わる伝統音楽と祭りに加え、民族音楽に現代的な要素を混ぜ合わせるミュージシャンの多様な姿も記録しています。台湾の土地の歴史、日本との関係性を点描し、今の台湾の生き生きとした姿を映し出します。
映像制作集団・空族
空族とは、富田克也、相澤虎之助らによって2003年に結成された映像制作集団。代表作に『サウダーヂ』(2011)、『バンコクナイツ』(2016)など。山梨県甲府市を舞台にした映画『サウダーヂ』において、現地に実在するHIPHOPクルー "stillichimiya"の面々を主演の一角に迎えたことがきっかけとなり、次作『バンコクナイツ』以降、同郷の先輩後輩である両者が共作するようになる。因みに、stillichimiya 内、映像ユニットが「スタジオ石」(Mr.磨&MMM)であり本作の撮影を担当。同じくstillichimiyaのトラックメーカー Young-Gが、録音&整音を担当している。
《ILHA FORMOSA》
演出:空族
撮影:スタジオ石
録音&整音:Young-G
編集:富田克也、スタジオ石
アシスタント:田中隆ノ介
制作協力:光譜映像
14分25秒 / 2023年