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札幌市図書・情報館
講演
サイエンス・カフェ札幌「アートと科学哲学からの、想像力をめぐる対話」
- 日時
- 2023年2月24日(金)
18:00~20:00(開場17:30) - 講師
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ローマン・フリッグ Roman Frigg(London School of Economics)
平川 紀道(アーティスト)
松王 政浩(北海道大学 理学研究院 教授 )
聞き手)朴 炫貞(北海道大学 CoSTEP 特任講師 - 主催・協力
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主催:北海道大学CoSTEP
札幌市図書・情報館
協力:札幌国際芸術祭実行委員会/札幌市 - 定員
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40名(事前申込不要・先着順)
YouTube Live配信はこちら - 料金
- 無料
- お問い合わせ
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札幌市図書・情報館 TEL:011-208-1113
CoSTEP TEL:011-706-5320 - チラシダウンロード
アーティストの平川紀道さんは、もっとも原始的なテクノロジーとしての「計算」に注目しています。私たちの世界の裏側には無数のシステム、そしてそれを把握するための計算が動いています。しかしそれらの裏側の世界は通常表には出てきません。モエレ沼公園で展示した《datum》をはじめ、計算結果を通して世界を再構成していく彼のインスタレーション作品は、私たちに世界の裏側にある存在について想像させます。
もう一人のゲスト、ローマン・フリッグ(Roman Frigg) さんは、フィクション理論を唱える科学哲学者です。想像力は、科学的探究にとって不可欠であるだけではなく、科学という営みの中核にあるとフリッグさんは主張します。計算や実験よりも、想像力を用いたモデルの構築こそが、科学にとって本質的であるという考えは、近年、科学哲学の分野で注目されているものです。
また、フリッグさんと共同研究している松王政浩(北海道大学 理学研究院 教授)さんがコメンテーターとして登場します。平川さんとフリッグさんの視点について、想像力から作られるフィクションとリアルの見方について、コメントをいただきます。
想像力の働きは、各々の活動によって異なるのでしょうか。想像力が創り出す物語や、それを通して見る現実はどのように交差するのでしょう。今回のカフェでは、想像力について、それぞれの視点から想像していきます。
※和/英 順次通訳あり