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札幌市図書・情報館 主催事業 トーク

【プラザフェスティバル2025】札幌市図書・情報館×SCARTS トークイベント「What Is ZINE?」

【プラザフェスティバル2025】札幌市図書・情報館×SCARTS トークイベント「What Is ZINE?」イメージ1枚目
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 2011年に札幌で始まった「ZINE(ジン)」の祭典「NEVER MIND THE BOOKS(ネバマイ)」の仕掛け人・菊地和広さんと、人気出展者の那珂隆之さんをお招きし、「ZINE」の魅力を語り尽くすトークイベントを開催しました。

 “好き”を詰め込んだ小冊子ZINEは、マンガ、写真、エッセイなど、その形も内容も作り手も十人十色。内容だけでなく紙もインクも形も全て自由なのがZINE。プロのデザイナーがつくるものよりも小学生や全くの素人がつくるものが面白いことがよくあり、意図せぬ出会いもその魅力のひとつだそう。
 今ではZINE好きであふれかえるイベントに成長したネバマイですが、始めた当時はZINEという名前自体メジャーではなく、東京アートブックフェアに触発された菊地さんが企画から実施まで2週間くらいの勢いで始めた暴走系イベントだったそうです。作り手と買い手のコミュニケーションもその魅力の一つであり、ただ参加するよりも出展した方が〇割増しで面白いというのがおふたり共通の見解です。参加者としてその歴史を一緒に歩んできた那珂さんのコメント「あそびではじめたことが文化になっていくのっておもしろい」がとても印象的でした。

 参加者からは、「知らない世界を知れてよかった」「ZINEを作りたい気持ちはありましたが、なかなか作れず…今回話を聞いて作ってみようと思いました。」「紙媒体がどんどんなくなっていく時代に、紙の創作にこだわり、表現を続けていく人たちのエネルギーに触れてうれしくなりました。」「対面、リアルさが光るこのイベントを企画する人がどんな方々なのか、背景を知ることができて面白かったです」などたくさんの感想をいただきました。
 会場には今年のネバマイに出展する作家のZINEを展示し、個性豊かなZINEを手に取り楽しむ人の姿がたくさん見られました。

日時
2025年10月5日(日)
トークショウ 15:00-16:30(開場14:30)
ZINE展示 11:00-18:00
会場
札幌市民交流プラザ SCARTSコート 
講師

●菊地 和広 (グラフィックデザイナー)
 1974年生まれ、札幌在住。2010年よりバックヤードの屋号でフリーのグラフィックデザイナーとして活動。広告・サイン・ロゴ・パッケージ制作のほか、ZINEの展示販売イベント「NEVER MIND THE BOOKS」の企画、自主制作作品による個展の開催など、その活動は多岐にわたる。
札幌ADCコンペティション&アワード2023・2024準グランプリほか入賞多数。JAGDA正会員。学校法人 美専学園 北海道芸術デザイン専門学校 非常勤講師。

●那珂 隆之(グラフィックデザイナー)
 絵本作家やまだなおととのデザインユニット、SHIMAUMA DESIGN代表。企業やお店のロゴ、パッケージ、パンフレット、webサイトなどのデザインの他に、商品の開発やイベント企画も担当。クライアントワーク以外でもZINEや作品の制作・展示をしたり、デザインスクールの運営やイベントの開催なども行う。NEVER MIND THE BOOKSには2013年から出店。これまで50冊以上のZINEを制作。

主催

主催:札幌市図書・情報館、札幌文化芸術交流センターSCARTS

入場者数
73名
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