札幌文化芸術交流センター SCARTSは、北海道大学 CoSTEPと連携して、若年層を対象としたアート＆サイエンスワークショップのプログラム構築を行っています。
今回は、現役の教員と高校生を迎え、オープンな形式でワークショッププログラムを考えていく研究会を開催。近年、高校教育の現場で取り組まれている「探究学習」に着目し、アートやサイエンスの視点と探究学習の接続の可能性について参加者とともに考えました。
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第1部では、教員の皆さんから各高校で取り組む「探究学習」の事例と課題、生徒の反応などについて紹介があり、実際に授業を受けた立場である高校生からは共同することを学び、社会とのつながりを実感したといったリアルな感想や意見を伺いました。第2部では、北海道大学CoSTEPの奥本氏が、SCARTSとCoSTEPで行ってきたワークショップの事例に触れながら、世界にみるSTEAM教育、アートを介した分野横断的学習の事例を通して、アートと探究学習の接続可能性を考えるレクチャーを行いました。
そして、第3部のディスカッションでは、参加者、登壇者、SCARTSとCoSTEPのスタッフが入り交じり、第1部と2部の感想を共有するとともに高校生に興味を持ってもらうためのプロセス設計のアイデア、アートやアーティストに接する機会づくりについてなど、さまざまな意見交換を行いました。

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SCARTS×CoSTEP
研究会「みんなで考えるアート＆サイエンスワークショップ」
当日のプログラム
【第1部】14:00～15:00　探究学習の実例紹介
探究学習について／実例紹介とパネルディスカッション
登壇者：
田中文佳（札幌龍谷学園高等学校 教員）
長井翔（市立札幌藻岩高等学校 教員）
黒井憲（市立札幌開成中等教育学校 教員）
名達諒（市立札幌大通高等学校 4年生）
モデレーター：西野功泰（札幌市教育委員会）

【第2部】15:00～15:20　SCARTS×CoSTEP ワークショップ事例紹介
登壇者：奥本素子（北海道大学 CoSTEP 准教授）

【第3部】15:30～16:30 フロアディスカッション
第1部、2部の登壇者も交え、参加者のみなさんとともにアート＆サイエンスワークショップのアイデアや探究学習との接続について議論します。