「あたらしい民話」とは、地域の人々へインタビューを行い、集めたさまざまなエピソードを「民話」として言語化していくプロジェクト。SCARTS公募企画事業として採択された「さっぽろの民話」では、札幌に住むさまざまな人の民話を創作し、展示やワークショップ、読み語りライブが開催されました。

展示では、札幌の俳優が民話を朗読した映像、民話をまとめた冊子、書と切り絵のコラボレーション、頭を入れると朗読音声が聞こえる箱型の装置をはじめ、来場者が民話のタイトルづくりに参加できるコーナーなど、見る・聞く・話すといった様々な体験を通して「あたらしい民話」を楽しめる空間となりました。

会期中は、札幌で活躍する俳優と音楽家を日替わりでゲストに招いての「さっぽろの民話 読み語りライブ」が22日を除く毎日行われました。

ワークショップでは、参加者同士がお互いの“さっぽろ”にまつわるお話を聞きとり合い、そこから拾ったエピソードやキーワードをもとに、オリジナルの「あたらしい民話」を創作。ほか、オリジナルグッズの販売も行われました。