本文へスキップします。

札幌市民交流プラザ

札幌市民交流プラザ ロゴ

札幌市民交流プラザ

ここから本文です。

アーカイブ

札幌文化芸術交流センター SCARTS 共催事業 講演

さっぽろ天神山アートスタジオ
クロストーク「パンデミックとアーティスト・イン・レジデンス」

さっぽろ天神山アートスタジオ クロストーク「パンデミックとアーティスト・イン・レジデンス」 イメージ
さっぽろ天神山アートスタジオ クロストーク「パンデミックとアーティスト・イン・レジデンス」 イメージのサムネイル
冬の札幌に国内外からアーティストを招聘し、滞在制作活動と成果発表を支援するプロジェクト(アーティスト・イン・レジデンス事業)を行うさっぽろ天神山アートスタジオが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い実施したオンライン・レジデンシーに関連するトークイベントを行いました。
日時
2021年10月19日(火)
19:00 ~ 20:30
会場
札幌文化芸術交流センター SCARTS SCARTSコート 
概要
さっぽろ天神山アートスタジオは、札幌市による公的なアーティスト・イン・レジデンス拠点です。国内外から、文化芸術分野におけるプレイヤーから裏方、環境整備にかかわる人々が集い、施設の機能や資源を最大限に活かしながら、創作やリサーチ等の文化芸術活動に利用しています。

毎年、国際公募プログラムも実施しており、国際的に活躍するアーティストやキュレーターからなる選考委員によって選ばれた招聘アーティストは、札幌にて一定の滞在制作を行い、成果発表を行ってきました。

しかし、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、身体的な移動を伴う招聘が難しくなったことに伴い、2021年度は思考を切り替え、同スタジオにとって初となるオンライン・レジデンシー「Swimming in AIR 」が行われることとなりました。8月31日~10月29日の期間で、イギリスのジョシュア・ソファー、ベトナム/アメリカのチャ・グエンが活動しているほか、同時期滞在日本AIRや、交換プログラム、アーティストのための記録ワークショップなど、今できる様々な活動が展開されています。

この度、SCARTSを会場として開催するクロストークでは、2021国際公募AIRプログラム公募の選考委員を務めた、遠藤 水城(キュレーター) 、小田井 真美(さっぽろ天神山アートスタジオAIRディレクター) そして、Zoom参加となるカン・ミンヒョン(アートスペースBarimディレクター)が登壇し、この度の「オンライン・レジデンシー」について、そしてレジデンスやアーティストの制作活動に関するさまざまなトピックスについて、参加者からの質問や問題提起に答えるかたちで対話を行います。

また、現在オンライン・レジデンシーでリサーチプロジェクト真っ最中のインドネシア Jatiwangi Art Factory アリー・シャリフディンが、さっぽろ天神山アートスタジオをはじめとする海外の組織と共同で取り組むTerracotta Embassy企画についてプレゼンテーションを行います。このプロジェクトは、2022年ドイツカッセルで開催されるドクメンタ15に参加します。
聞きて&話して
 
遠藤 水城(キュレーター)

小田井 真美(さっぽろ天神山アートスタジオAIRディレクター)

zoomでの登壇(予定):カンミンヒョン(アートスペースBarimディレクター)

プレゼンテーター:アリー・シャリフディン

司会:漆 崇博(一般社団法人 AISプランニング)
プロフィール
姜 旻亨(カン・ミンヒョン)
Barimディレクター、キュレーター、通訳者
東京藝術大学大学院にてニューメディアアートを専攻したカンは、アーティスト、キュレーター、また韓国の光州にあるインディペンデント・アーティス・ラン・スペースBarimのディレクターとして、ヴィジュアルアートのフィールドで広範囲に活動しています。彼女の興味は、特にアートプラクティスとしてのトランスローカリティと脱中心化に向けられ、従来のローカリティの理解に縛られずに、特にニューテクノロジーに注目しながら、アートをローカルに実践する可能性について、研究しています。最近の彼女の仕事としては、デジタル・テクノロジーを扱う新しい様式のアートを模索した、Degitalというフラットフォームがあげられます(degitalarts.xyz)。

遠藤 水城
1975年札幌生まれ。キュレーター。2004年、九州大学比較社会文化研究学府博士後期課程満期退学。art space tetra (2004/福岡)、Future Prospects Art Space (2005/マニラ)、遊戯室(2007/水戸)などのアートスペースの設立に携わる。 2005年、若手キュレーターに贈られる国際賞「Lorenzo Bonaldi Art Prize」を受賞。2007年、Asian Cultural Councilフェローとして米国に滞在。同年より2010年までARCUS Projectのディレクターを務める。2011年より「東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス」エグゼクティブディレクター。2017年より2020年、ヴェトナムはハノイに新しく設立されたVincom Center for Contemporary Artの芸術監督を務める。国際美術評論家連盟会員。京都芸術大学客員教授。

小田井 真美
1966年 広島市生まれ。npo S-AIR(北海道)、Trans Artists(オランダ)、アーカスプロジェクト(茨城)、VISUAL ARTS FOCUS(フランス)など国内外のAIR事業とその背景に関するリサーチ及び、AIR事業設計・事業運営や創造的活動のための環境整備に多数関わる。現在はアートとリサーチセンター、さっぽろ天神山アートスタジオAIRディレクター。チームやめように加入。
主催
さっぽろ天神山アートスタジオ、札幌文化芸術交流センター SCARTS(札幌市芸術文化財団)
入場者数
30名