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札幌文化芸術交流センター SCARTS 主催事業 展示

遠い誰か、ことのありか

遠い誰か、ことのありかイメージ1枚目

《おしくら問答》クワクボリョウタ × 渡邊淳司 撮影:リョウイチ・カワジリ

遠い誰か、ことのありかイメージ2枚目

《じぶんたぶんにぶんふかぶん》クワクボリョウタ 撮影:リョウイチ・カワジリ

遠い誰か、ことのありかイメージ3枚目

《たたない塔》やんツー 撮影:リョウイチ・カワジリ

遠い誰か、ことのありかイメージ4枚目

《モデルルーム》 大橋 鉄郎 撮影:リョウイチ・カワジリ

遠い誰か、ことのありかイメージ5枚目

《私たちは壁をつくることができる》岡 碧幸 撮影:リョウイチ・カワジリ

遠い誰か、ことのありかイメージ1枚目のサムネイル遠い誰か、ことのありかイメージ2枚目のサムネイル遠い誰か、ことのありかイメージ3枚目のサムネイル遠い誰か、ことのありかイメージ4枚目のサムネイル遠い誰か、ことのありかイメージ5枚目のサムネイル

遠い誰か、ことのありか

展覧会概要
人との直接的な接触を避けて「会わずに会う」ことがかつてなく求められ、他者とのコミュニケーションについて再考を迫られている今日の状況を背景に、テクノロジーを批評的に扱う4名のアーティストの新作を通して、他者との関係性について考える展覧会を開催しました。自分以外の主体との協働の可能性をメディア技術を用いて探ろうとするクワクボリョウタ、アイロニカルな装置を通して、今日のテクノロジーの意味を問うやんツー、紙製の立体を通して私たちの表層的な情報の摂取に疑問を投げかける大橋鉄郎、場の環境を制御するシステムにより、人間と自然、生命と非生命などの関係性を探る岡碧幸、札幌在住の2名を含む4名のアーティストが、新作を発表しました。

企画:樋泉綾子(SCARTSキュレーター)



出品アーティスト

クワクボリョウタ

遠い誰か、ことのありかイメージ画像1
Courtesy of New Indian Express

遠い誰か、ことのありかイメージ画像2
左:《おしくら問答》 2021年  クワクボリョウタ × 渡邊淳司
右:《じぶんたぶんにぶんふかぶん》2021年

1971年栃木県生まれ。東京都・岐阜県を拠点に活動中。現代美術を学んだ後、1998年に明和電機との共作「ビットマン」を制作し、エレクトロニクスを使用した作品制作活動を開始。デジタルとアナログ、人間と機械、情報の送り手と受け手など、様々な境界線上で生じる事象をクローズアップする作品によって、「デバイス・アート」とも呼ばれる独自のスタイルを生み出した。第7回文化庁メディア芸術祭アート部門大賞(2003)受賞。札幌では近年「札幌国際芸術祭2017」(札幌市円山動物園)、「THE ドラえもん展 SAPPORO 2021」(札幌芸術の森美術館)へ出品。
https://www.ryotakuwakubo.com 外部リンク

 

やんツー

遠い誰か、ことのありかイメージ画像3
撮影:大森大祐

遠い誰か、ことのありかイメージ画像4
《たたない塔》 2021年

1984年神奈川県生まれ。神奈川県在住。多摩美術大学大学院デザイン専攻情報デザイン研究領域修了。セグウェイが作品鑑賞するインスタレーションや、機械学習プログラムを導入したドローイングマシーンなど、人間の行為を情報技術が代替する自律型の装置を作品として制作。デジタルメディアを基盤に、人間の身体性や表現の主体性を問う。菅野創との共同作品《SENSELESS DRAWING BOT》で、第15回文化庁メディア芸術祭アート部門新人賞(2012)を、同じく《アバターズ》で第21回優秀賞(2018)を受賞。
http://yang02.com 外部リンク

大橋 鉄郎

遠い誰か、ことのありかイメージ画像5

遠い誰か、ことのありかイメージ画像6《モデルルーム》 2021年

1994年札幌市生まれ。札幌市在住。札幌大谷大学芸術学部美術学科卒業。東京芸術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専攻中退。出来事や物事、知識や事件の表層だけを受け取るような、現在の情報の受け取り方に着目し活動。表層のみを強調した中身のない立体など、ものの本質を骨抜きにすることで相対的に本質の在り処がどこにあるのかを問いかける。 近年は、写真に写っている物を紙を用いて立体化する作品《3Dモデル》や、ピースをしている女性を描く《ピースシリーズ》を制作。
https://tetsuro-ohashi.com/ 外部リンク

岡 碧幸

遠い誰か、ことのありかイメージ画像7

遠い誰か、ことのありかイメージ画像8
《私たちは壁をつくることができる》 2021年

1994年札幌市生まれ。札幌市在住。北海道大学農学部卒業。英ロイヤルカレッジオブアート情報体験デザイン修了。技術による物質や現象の情報化に焦点を当て、都市生態系と自然生態系、生命と非生命、自己と他者の関係性を探るプロジェクトを行う。作品は、ささやかに動くシステムと自然・人工物を組み合わせたインスタレーションや映像の形態を取る。STRP ACT(2020), Grantham Art Prize(2018)受賞など。
https://miyukioka.com/ 外部リンク

作品撮影:リョウイチ・カワジリ

遠い誰か、ことのありかイメージ画像9

展覧会図録 「遠い誰か、ことのありか」
発売:2021年12月11日
販売価格:1,500円(税別)/A5判、全64頁
発行所:中西出版株式会社

図録詳細と購入方法
https://amzn.asia/d/885dgp4 外部リンク

日時
2021年10月1日(金)~ 10日(日)
11:00 ~ 19:00
2021年9月4日(土)~10月10日(日)
※9月8日(水)休館日
※緊急事態宣言の発令により開催を見合わせておりましたが、同宣言解除の通知を受け、10月1日から10日間開催。
会場
札幌文化芸術交流センター SCARTS SCARTSコート SCARTSスタジオ 
関連イベント

SCARTS×SIAFラボ アートエンジニアリングスクール
「BackstagePass to SCARTS / ONLINE」


9月4日(土)19:00~20:00
※オンライン配信のみで実施
特別ゲスト:クワクボリョウタ、やんツー、大橋鉄郎、岡碧幸(展覧会出品アーティスト)
案内:岩田 拓朗(SCARTSテクニカルディレクター)
モデレーター:小町谷圭、石田勝也、船戸大輔、平川紀道(SIAFラボ)
特別参加者:久保田晃弘(SIAFラボ スーパーバイザー)

レポート:https://art-engineering.school/back_stage_pass/report-backstage-pass-to-scarts-online/ 外部リンク

アーティストトーク


9月5日(日) 14:00~16:30
※オンライン配信のみで実施
出品アーティストとのクロストークを実施。

登壇者:クワクボリョウタ、やんツー、大橋鉄郎、岡碧幸
モデレーター:樋泉綾子(SCARTSキュレーター)

14:00〜15:00
クワクボリョウタ × 岡碧幸
遠い誰か、ことのありかイメージ画像1
トークレポート(PDF形式/14.51MB)

15:30〜16:30
やんツー × 大橋鉄郎
遠い誰か、ことのありかイメージ画像2
トークレポート(PDF形式/15.33MB)

アーティスト × 研究者トーク


9月11日(土)17:00〜18:00 
登壇者:クワクボリョウタ × 渡邊淳司(NTTコミュニケーション科学基礎研究所 人間情報研究部 主任研究員(特別研究員)
モデレーター:樋泉綾子(SCARTSキュレーター)

遠い誰か、ことのありかイメージ画像3

遠い誰か、ことのありかイメージ画像4

クワクボリョウタ × 渡邊淳司『おしくら問答』
リモートコミュニケーションの話題に始まり、「触覚」をめぐって星座のようにつながる対話がヒントとなって、クワクボさんの新しい作品が生まれました。ふたりの膨大な対話のなかから、大切なトピックを抜粋してお届けします。
『おしくら問答』ダイジェスト版(PDF形式/8.54MB)



SCARTSアートコミュニケーター「ひらく」による鑑賞サポート


10月2日(土)① 11:00~12:00  ② 13:30~14:30
会場:SCARTSコート、SCARTSスタジオ(1-2F)
アートコミュニケーターと共に作品を見て気づいたことや感じたことを言葉にしながら鑑賞を楽しむプログラムです。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止

キュレーターによるギャラリーツアー


10月3日(日)① 11:00~11:45 ② 15:00~15:45
集合場所:SCARTSコート前(1F)
本展の担当キュレーターが展示会場をめぐりながら作品についてお話しします。

SCARTSアートコミュニケーター
「ひらく」× SIAF部の展覧会ガイド


会期中の土・日・祝日
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止

感染拡大防止のお願い
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、イベント内容が変更となる場合がありますのでご了承ください。
※ご来館の際はマスク着用、入場時の検温および手指の消毒にご協力をお願いいたします。
主催
札幌文化芸術交流センター SCARTS(札幌市芸術文化財団)
入場者数
入場者:1,481名
チラシダウンロード