札幌文化芸術交流センター SCARTS公募企画事業の｢Nameless landscape｣(ネームレスランドスケープ)は｢風景｣をテーマに、自然の景観だけではなく、目に見えない世界や日常のふとした瞬間、遠い記憶の情景などを表現した９名の作家の作品を展示しました。

会期中には作家本人による展示解説や、各作家の作品をモチーフとした判子を使ってバッグやノートに自分だけの風景を描くワークショップ、展覧会のテーマに沿って作家が作品等への熱い想いを語るトークイベントも開催されました。

｢風景｣を描いた作品たちは、展覧会を訪れた人の心の中にある情景と重なり、どこか懐かしさを感じさせます。
美術とは特別なものや難解なものではなく、身近な対象や自分自身を見つめるきっかけでもある、ということを感じていただける展覧会となりました。