SCARTSのオープニングシリーズ公募企画事業として、札幌を拠点とするアートディレクター、グラフィックデザイナーによるデザインコンビ「ワビサビ」が、結成20年の節目となる展覧会をSCARTSコートで開催しました。

会場では、ワビサビが結成の初期から現在に至るまで、クライアントのために、消費者のために、そして自分たちのためにデザインしてきた、ポスターやロゴマーク、タイプフェイス、プロダクトなどの代表作が年代順に展示され、それぞれに制作時の貴重なエピソードや解説が併記されていました。

会期中は12日間で延べ5,117名の来場者が訪れ、出展者は『入場無料ということもあり、何気なく立ち寄って見た方々から、大変興味深く、楽しい時間を過ごせたと言う意見を多数頂けたということで、やはり情報伝達というコミュニケーションは、ただ必要なことだけを伝えるだけではなく、そこに興味を向けさせたり、伝えるための最善の方法を、真剣に考える必要がある、ということを改めて再認識することが出来ました。』等の手ごたえを感じられたといい、本展はワビサビのデザインを通じて、アートディレクター、グラフィックデザイナーという職業の成り立ちとその活動について数多くの市民が接する機会にもなりました。