
知識を補完する専門書も
日々の情報収集が新刊選びのカギに
丹精込めた「選書」で棚づくり
総務省統計局の資料によると、令和4(2022)年に発行された新刊書籍は、6万6千点超。この膨大な新刊の中から、図書館に新たに並べる本を選ぶ「選書」は、司書の大切な業務の一つです。
司書は主に自らが担当する棚のジャンルについて、各業界の専門誌や新聞・テレビ、出版社のウェブサイトやSNSのリサーチをはじめ、書店の店頭をチェックするなど、あらゆる媒体や機会を通じて新刊情報の収集に励んでいます。
WORK(仕事)、LIFE(暮らし)、ART(芸術)に特化した札幌市図書・情報館の本棚にも、こうした日々の地道な努力をベースに厳選した本が、テーマごとに秩序立てて並べられています。
書店では入手しづらい貴重な専門書などがそろっているのも、図書館ならではのメリット。司書が丹精込めてつくり上げた棚には、仕事や暮らしに役立つ新たな発見がきっとあるはずです。
- 札幌市図書・情報館 COLUMN
バックナンバー -
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- 2025|4-5 無料で使える「ミーティングルーム」
- 2025|2-3 用途に合わせて[予約席]の活用を!
- 2024|12-1 「面出し」で本の魅力をアピール
- 2024|10-11 丹精込めた「選書」で棚づくり
- 2024|8-9 リサーチなら司書におまかせ!
- 2024|6-7 司書が見極める“本の新陳代謝”
- 2024|4-5 興味が深まる“知のかけら”
- 2024|2-3 “知のひらめき”で思わぬ出合いを
- 2023|12-1 オンラインミーティングに対応
- 2023|10-11 新しい図書・情報館が始まります
- 2023|8-9 ひとに寄り添う本の並べ方
- 2023|6-7 入りたくなる空間の秘密