本文へスキップします。

メニュー

ここから本文です。

イベント情報

鈴木康広 雪の消息|残像の庭

2019年8月17日(土)から9月16日(月・祝)2019年8月17日(土)―9月16日(月・祝)

10:00-19:0010:00-19:00(最終入場は18:30まで)
※無料エリアのみのプレオープン 8月11日(日)-16日(金)/8月14日(水)休館

札幌文化芸術交流センター SCARTS(札幌市民交流プラザ 1-2階)札幌文化芸術交流センター SCARTS
(札幌市民交流プラザ 1-2階)

無料エリア:SCARTSモール(1-2階)
有料エリア:SCARTSコート(1階) SCARTSスタジオ(2階)
一般 500(400)円
高校・大学生 250(200)円
中学生以下無料
65歳以上400(320)円
(年齢の分かるものをお持ちください。)

※障がい者手帳・療育手帳をお持ちの方は、当日窓口でご提示いただくと、ご本人と付き添いの方1名が無料になります。

※( )内は10名以上の団体料金です。

※リピーター割引:2回目にご来場の方は団体料金でご覧いただけます。チケット半券をご提示ください。

主催:札幌文化芸術交流センター SCARTS(札幌市芸術文化財団)、北海道新聞社

後援:札幌市、札幌市教育委員会

助成:芸術文化振興基金

協力:アイティーエル株式会社、株式会社ゴトー工芸、株式会社セイコープラスチックス、東京大学生産技術研究所 試作工場、東京大学先端科学技術研究センター 人間支援工学分野、株式会社メディアタージ

August 17 – September 16, 2019 10:00–19:00 * Pre-opening only in free area : August 11–16 (August 14 closed)
Sapporo Cultural Arts Community Center SCARTS (Sapporo Community Plaza 1-2F)

Free area : SCARTS Mall (1–2F)
Pay area : SCARTS Court (1F) / SCARTS Studio (2F)
Entrance fee 500 yen * Discounts for students, seniors and people with disabilities.

北海道では初となる鈴木康広の個展を開催します。鈴木は、身近な風景や自然現象を新鮮なまなざしで見つめ、私たちがふだん気に留めることなく見過ごしているものごとのなかに、世界の新しい捉え方が潜んでいることを示してきました。
本展では、2006年に初めて訪れた札幌の「雪」の印象を手掛かりに、活動の初期から続く「水」への関心が、氷点下の水のかたちにまで及んだ最新作《氷の人》を発表します。また、本展にあわせてスケールアップした《りんごの天体観測》を含む約20点を展示します。
作品に導かれ、さりげない現象に目を凝らし、耳を澄ましているうちに、これまで気がつかなかった自然からの知らせを受け取ることができるかもしれません。
過ぎ去った白い季節、遠い星々、あるいは誰にもあった幼い日々───
夏の札幌から少し離れた庭へ、ひとときの旅に出てみませんか。

鈴木康広 Yasuhiro Suzuki

1979年静岡県生まれ。既にあるものや見慣れた現象に新鮮な切り口を与える作品によって、ものの見方や世界のとらえ方を問いかける活動を続けている。2014年に水戸芸術館、2017年、箱根彫刻の森美術館にて個展を開催。2018年、「ふねと水辺のアートプロジェクト」で隅田川を《ファスナーの船》が運航し話題に。その他の代表作に《まばたきの葉》、《空気の人》など。2014毎日デザイン賞受賞。平成29年度文化庁文化交流使。武蔵野美術大学准教授、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員。


  • 《遊具の透視法》2001 撮影:川内倫子

  • 《水の切り株》2008 撮影:木奥惠三

  • 《りんごの天体観測》2006

アーティストトーク

出演:鈴木康広

日時:① 2019年8月17日(土)16:00 - 17:00
② 2019年9月16日(月・祝)14:00 - 15:00

会場:札幌市図書・情報館 1階  入場無料

SCARTSアートコミュニケーター* による鑑賞プログラム

日時:2019年9月14日(土)
詳細はSCARTSのウェブサイトで発信します。
* SCARTSアートコミュニケーターは、札幌市民交流プラザを拠点に「市民とアートのつなぎ手」として主体的に活動しています。

インタビュー

札幌文化芸術交流センター SCARTSで8月17日から開催される「鈴木康広 雪の消息|残像の庭」。
東京にある鈴木さんのアトリエ兼研究室で、今回の個展へ込めた思いや新作の制作にあたりリサーチのために訪れたという冬の札幌の印象などについてお話を伺いました。


東京にある鈴木さんのアトリエ兼研究室。アイデアが生まれる予感に満ちた空気感はまさに「研究室」。

───これまでさまざまな国と地域で展覧会を行ってきた鈴木さんですが、今回は北海道で初の個展を行うにあたり、冬の札幌へリサーチに訪れたそうですね。札幌の冬を体験していかがでしたか?

活動を開始して間もない20代の頃、美術のトークイベントに呼んでいただき初めて冬の札幌を訪れました。静岡出身の僕にとって札幌はすごく遠い場所。その時モエレ沼公園の山に登りソリで滑ったことは、鮮烈な体験として覚えています。今までいろいろな国や地域に行っていますが、記憶を残すためには一度きりの特別な経験が必要なんだと札幌で実感しました。
今回のリサーチの際もモエレ山に行って当時のことを思い出しました。この10年近く作品をつくり続けてきて、僕もようやく自分の活動の在り方などが見えてきたので、今回、個展という形で札幌からヒントを得た作品に挑戦できたらいいなと考えています。


(左)《まばたきの葉》2003年 撮影:市川勝弘 画像提供:スパイラル/株式会社ワコールアートセンター
(右)《空気の人》2017年

───8月17日からSCARTSで開催される展覧会のタイトル「雪の消息|残像の庭」にはどのような思いが込められていますか?

今まで《ファスナーの船》や《水の切り株》など水をモチーフにした作品を作ってきました。「雪の消息」という言葉を手がかりにして、冬は当たり前のように氷点下になる札幌で、雪や氷という「氷点下の状態にある水」に着目したいと思っています。
また、展示の中には鍵に見立てたスコップをモチーフとして使っている作品もあります。雪は日常を覆って忘れさせてしまう存在。スコップを突き立てて掘り起こすと見慣れた地面が出てくる様子が、鍵を差して扉を開けることに似てるんじゃないかと思いました。記憶を呼び覚ます媒介としての雪、スコップを記憶へアクセスする鍵として捉えました。
《まばたきの葉》という作品は、葉に見立てた白い紙を使っていますが、見る季節によって桜に見えたり雪に見えたり落ち葉に見えたりすると言われます。
今回の個展でも《まばたきの葉》を展示しますが、「雪の消息」というタイトルと共に夏の札幌で雪を思い出してくれるのではないでしょうか。

───札幌ではこれまでの代表作のほかに、いくつか新作を発表されるそうですが、その一つ《氷の人》とはどのような作品ですか?

その名の通り「人の形」という一つの輪郭を与えた氷を作り、それが溶けていくまでの「時間」を見るというものです。氷が溶ける時間は、大きさや環境によって全く異なり誰も予測できない上に、人によって長く感じたり短く感じたりします。忙しい人は溶けきるまで待ちきれないでしょうし、誰かと一緒なら最後まで見入ってしまうかもしれない。そうした作品との向き合い方自体が芸術に触れる一つの「体験」なのかな、と思います。
また、僕自身《氷の人》に限らず、作品に起きる「変化」という現象の中にある「時間」を自分なりに捉え直したいという意識もあります。


(左)《氷の人》2019年
(中)《空気の人》モエレ沼公園 2019年
(右)《水の切り株》2008年 撮影:木奥惠三

───今回の展覧会はSCARTSの全施設を利用した初の個展と伺っています。会場としてのSCARTSについて感じたことをお聞かせください。

SCARTSにはたくさんの人が行き来していて、展覧会が行われていても通り過ぎてしまう人もいますが、アートに親しみを持っていない方も自然と足が向くような入口となる作品をSCARTSモールに置くつもりです。日常では体感できないような空間を作り、訪れた方に楽しんでほしいですね。
2階のスタジオにはエスカレーターで上がりますが、展示室と展示室の間に公共空間があるのは、観たものを少し思い出しながら、気分を入れ替える「間」が生まれるので、これも全施設を使うメリットだと思います。

※インタビューは、札幌市民交流プラザの広報誌「WAVE TIMES」の記事”SCARTS TOPICS”のレイアウトを編集してウェブページ化しました。

〒060-0001 札幌市中央区北1条西1丁目 札幌市民交流プラザ内
札幌文化芸術交流センター SCARTS
TEL.011-271-1955

Sapporo Cultural Arts Community Center
Sapporo Community Plaza 1–2F,
Kita 1 Nishi 1, Chuo-ku, Sapporo 060-0001
TEL: +81-11-271-1955

【交通のご案内】
札幌市営地下鉄東西線、南北線、東豊線「大通」駅30番出口から西2丁目地下歩道より直結 徒歩約2分
さっぽろ地下鉄オーロラタウンから西2丁目地下歩道直結

ダウンロード

チラシをダウンロード(PDF形式/760KB)

トップページ