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札幌市民交流プラザ

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札幌文化芸術交流センター SCARTS

本日は開館日です

開館時間 9:00~22:00

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イベント情報

2020年7月11日(土)~ 20日(月) 映像 展示

中島洋 市民参加型アートプロジェクト「記憶のミライ」

中島洋 市民参加型アートプロジェクト「記憶のミライ」イメージ1枚目

中島洋 市民参加型アートプロジェクト「記憶のミライ」イメージ2枚目

※8ミリフィルムの募集は終了しました

アートプロジェクト「記憶のミライ」では、札幌市民から集めた昔の8ミリフィルムを作品の素材とする美術展を行います。

札幌という街は、どんどん発展し変貌を続けていますが、歴史が浅いと言われる札幌でも、その根底には市民による毎日の小さな暮らしの積み重ねがあります。名もなき市民の小さな営みが実は大きな波となって札幌の歴史を作っています。そして、私たち人間は記憶を積み重ねて生きています。数ヶ月で細胞が入れ替わるように、私たちの体は日々変化しています。記憶もまた細胞が新しいエネルギーを生み出すように、積み重ね変化することによって、新しいミライを作り出していきます。そうやって、私たちは、長い歴史の中で、少しづつ記憶という知恵を活用する術を覚えてきました。

今回の市民参加型アートプロジェクト「記憶のミライ」では、市民の皆さんから記憶の積み重ねの一つである8ミリフィルムの映像を提供していただき、その風景や生活、そして文化という営みの知恵を、現代また次世代へつないでいくための芸術表現として創作します。

8ミリフィルムをデジタルで変容させた映像が会場全体に映されています。それはちょっと不確かなように少し揺れたりしています。また人間の体は60~65%を水がしめています。蛇口から一滴、一滴落ちる水は、積み重ねられた私たちの歴史でもあり、水の中を浮遊する多様な8ミリフィルムは、人間の細胞のようでもあり、一人一人の人間であるかもしれません。ご覧になる皆さんが、記憶の渦の中にそれぞれの記憶や想いを、そっと加えていただければ嬉しいです。私たちはこうやって積み重ねられた歴史の渦の中を揺れ動き、歴史の一コマ一コマに参加してきたのです。それはこれからのミライにつながり、そしてまた参加していくのです。

中島洋(映像作家、美術家、シアターキノ代表)

【札幌文化芸術交流センター SCARTS 公募企画事業】
日時
2020年7月11日(土)~ 20日(月)
11:00 ~ 19:00
会場
SCARTSスタジオ 
関連イベント「中島洋&協力者トーク」
日時:7月11日(土)18:00~
場所:展示会場内
定員:20名程度
作家略歴
中島洋 Yo Nakajima
映像作家、美術家、シアターキノ代表

1970~ 北海道大学在学中から実験映画、インディーズ映画の自主制作、自主上映を始める。
1983~  ビデオ・インスタレーション、パフォーマンス、舞台美術など表現の場を広げ、
     野外彫刻展や現代作家展などグループ展多数出品
1984 北海道立近代美術館「イメージ・道」展新人賞受賞
1989 イメージフォーラムフェスティバル準グランプリ受賞
1990 ヨーロッパ・メディアアート・フェスティバル招待
1992 札幌のミニシアター閉館に伴い、札幌における役割として市民出資を募り
    NPO型映画館「シアターキノ」設立。運営に専念するために制作活動を休止する。
1996 札幌市民文化奨励賞
2018 映像作家、美術家としての制作活動を再開する。
    紅櫻公園アートannual 2018に「公平中立」を出品
2019 500m美術館入選展に選定、「水の部屋世界の窓」出品
    紅櫻公園アートannual 2019に「水がなくなる日」出品
2020 札幌文化芸術交流センター SCARTS公募企画事業に採択され「記憶のミライ」展
    秋より1年かけて短編映画・仮題「Wakka(水)」を制作、2021年秋完成予定
協力
井上大介、小林大賀、中島ひろみ、中島彌生、中野均、松塚典子、丸田知明、山本敏、池田工機、シアターキノ、3KG、登別映像機材博物館、(株)プリズム、(株)ユニプラス、8ミリフィルムをご提供頂いた数多くの市民の皆さん。
主催
中島洋(映像作家・美術家・シアターキノ代表)、札幌文化芸術交流センター SCARTS(札幌市芸術文化財団)
料金
無料
お問い合わせ先
TEL:011-231-9355(シアターキノ)、メール:yo@theaterkino.net(シアターキノ 中島洋)/ 会場へのお問い合わせ TEL:011-271-1955(SCARTS)
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