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斎藤 歩(札幌座)
北大演劇研究会を経て、1987年に札幌ロマンチカシアター魴鮄(ほうぼう)舎設立。1996年、北海道演劇財団設立に伴いTPS契約アーティストに就任。2000年より(株)ノックアウト所属俳優として、東京での俳優・演出家の仕事を開始。2001年からTPSチーフディレクター。2016年4月より札幌に移住し、現在、北海道演劇財団専務理事・芸術監督。札幌を拠点にした演劇創造、東京を拠点にした映画、テレビ、舞台出演など活動は多岐にわたる。2000年、演出した「逃げてゆくもの」が文化庁芸術祭優秀賞を受賞。2002年には作・演出・出演した「冬のバイエル」が東京新聞の現代劇ベスト5に選ばれた。
納谷 真大(イレブンナイン)
早稲田大学卒業後、富良野塾を経て、演劇企画集団ガジラ、泰建日子プロデュース、FICTION等、様々な劇団に役者として参加。2001年処女戯曲作「EASY LIAR!」が「北の戯曲賞」優秀賞を受賞。2004年、演劇ユニット「イレブン☆ナイン」を結成。2007年上映の「あっちこっち佐藤さん」はライフコート札幌舞台芸術賞演劇大賞を受賞。舞台のほかにもCM、ドラマ、映画、ラジオなどの脚本・出演も。子どもから社会人までと幅広い対象で行っているワークショップも高い評価を受けている。俳優としては、イレブンナイン、富良野GROUPに主演する他、札幌座やOOPARTSへの客演も。昨年放送された昼帯ドラマ「やすらぎの郷」にもレギュラー出演。
福士 惠二
1978年に「演劇実験室◉天井浅敷」に入団。「奴婢訓」の初演より「観客席」「身毒丸」「レミング」「青ひげ公の城」「百年の孤独」「レミング~世界のはてまで連れてって」の主役まで、後期寺山修司作品で怪優ぶりを発揮。また平成17年度文化庁芸術家在外派遣研修員として渡仏。主な舞台出演に「八月の狩り」(鐘下辰男演出)、「アメリカ」「城」「審判」(カフカ作/松本修演出)、「現代能楽集AOI/KOMACHI」(川村毅作・演出)「今は亡きヘンリーモス」(小川絵梨子演出)、「ザ・ダーク」「斜交」(高橋正徳演出)、数度に渡る改訂版で提示の「マクベス」(野村萬斎演出)で地方海外公演多数。2016年、札幌座では「肝っ玉おっ母と子どもたち」(斎藤歩演出)。
高田 恵篤(演劇実験室◉万有引力)
1979年に「演劇実験室◉天井浅敷」に入団。「奴婢訓」「レミング」「百年の孤独」などの舞台作品のほか、寺山修司監督「上海異人娼館」「さらば箱舟」などの映画にも出演する。寺山修司没後、1983年、J.A.シーザーらと共に演劇実験室万有引力を結成。現在、俳優のほか、演出、制作も担当する。海外の演出家との仕事も多く、ロンドンのサイモン・マクバーニー、ドイツのヨッシ・ビーラー、イタリアのテレーサ・ルドヴィコなどと作品を創る。サイモン・マクバーニーとは「エレファント・バニッシュ」「春琴」を創り、ニューヨークのリンカーンセンターを始め、パリ、ロンドン、シンガポール、台北、ロスアンゼルス、ミシガンなど世界各地で公演する。
鶴田茉夕(劇団ひまわり)
アイルランド出身の劇作家、サミュエル・ベケットが執筆したこの戯曲は、1953年の初演以来、世界中の演劇人に大きな影響を与えてきました。「ゴドー」は世界中で、勿論日本においても現代演劇の世界遺産的作品として知られ、上演が繰り返されています。「ゴドー」をヒントに創作された翻案・脚色・潤色も数限りなく、第二次世界大戦という人類最大の殺戮が行われた直後のヨーロッパで創作されたこの作品が、その後、世界各地の戦争や大災害が起こった場所や、劇場でも繰り返し上演されてきました。北海道の網走刑務所では串田和美さんの演出で緒方拳さんが出演した「ゴドー」が2000年に上映されています。「ゴドー」という救世主をひたすら待ち続けるこの滑稽な作品が、長い景気低迷や未曽有の大災害に繰り返し見舞われ、閉塞感が漂い、救世主をイメージすることも難しい現代日本を生きる私たちに何を問いかけるのか。
今回のゴドーは、札幌文化芸術劇場 hitaruのオープニングシリーズとしてクリエイティブスタジオで公演します。新しい劇場の創造スタジオに、かつての寺山修司作品には欠かせない存在であり、2016年には野村萬斎演出による「マクベス」でも札幌の舞台に立った特権的な身体性を誇る二人の怪優、福士惠二と高田恵篤を東京から招き、新しい劇場を斬新なデザインで飾る舞台美術は、札幌出身で今や日本を代表する舞台美術家・島次郎、そして照明家の大野道乃を東京から招きます。
斎藤歩と納谷真大、札幌を代表するベテラン俳優が出演し、ブレヒト、チェホーイ、イヨネスコなど、数々の世界的な名作の演出で「東京の演劇人は札幌へ演劇を見に行くべきだ」と言わせ、海外でも評価の高い斎藤歩の演出で、ノーベル文学賞作家ベケットの不朽の名作を創造都市札幌から、世界へと発信します。
舞台は田舎の一本道。木が一本立っている。ウラディミールとエストラゴン、二人の浮浪者がゴドーという人物を待ち続けている。もう何日、何年待っているのか、二人はゴドーに会ったこともなく、待ち合わせの場所が果たしてそこなのかも怪しい。二人が滑稽で実りのない会話を続けていると、そこにポッツォと従者ラッキーが現れる。首をロープでくくられたラッキーを市場に売りに行く途中だとポッツォは言う。ラッキーはポッツォの命ずるまま踊ったりするが「考えろ!」と命令されて突然、哲学的な演説を始める。ポッツォとラッキーが去った後、使者の少年がやって来て、今日は来ないが明日は来るというゴドーの伝言を告げる。そして翌日、二人の浮浪者は同じ場所と思われる田舎の一本道、一本の木の下でゴドーを待っている。二人のもとに再びラッキーとポッツォが現れて…
シアターZOOラボ「劇場のことを考える」
日時:2018年10月10日(水)19:00~
会場:札幌文化芸術劇場 hitaru クリエイティブスタジオ
出演:串田和美(まつもと市民芸術館 芸術監督)、斎藤歩(北海道演劇財団 芸術監督)
詳細:
http://www.h-paf.ne.jp/zoo/program-index/?program_id=1667
トークショー「ゴドーを待ちきれなくて」
日時:2018年12月14日(金)18:30-19:30
会場:札幌市・図書情報館(札幌市民交流プラザ内)
出演:斎藤歩、納谷真大、福士惠二、高田恵篤、鶴田茉夕
無料※事前申込不要(お席に限りがございます)
※トーク終了時間が、20:00から19:30に変更になりました。
詳細:
https://www.sapporo-community-plaza.jp/event.php?num=243
SCARTS CROSS TALK vol.3
前売・当日共通/全席自由・税込
一般 4,000円
学生 2,000円
高校生以下 1,000円
プラザメンバーズ先行 発売 2018年9月29日(土)10:00から
WEB会員限定
札幌市民交流プラザメンバーズサイト
DM会員限定
道新プレイガイド窓口(道新ビル1階 道新プラザ内)
011-241-3871(9:30~18:00 不定休、9月1日より10:00~18:00)
※会員カードをご用意ください。
※10月7日(日)からは市民交流プラザ チケットセンター(市民交流プラザ内2階)でもお求めいただけます。
一般発売 2018年10月13日(土)10:00から
札幌市民交流プラザメンバーズサイト
道新プレイガイド Tel. 011-241-3871
市民交流プラザ チケットセンター(市民交流プラザ内2階)
エヌチケ(チケットを公演当日会場受け取りで手数料無料、チケット代だけでご購入できます。)
チケットぴあ (Pコード:488-051)
ローソンチケット (Lコード:12736)
大丸プレイガイド Tel. 011-221-3900(受付時間/10:00~19:30 日・祝日~19:00)
北海道演劇財団 Tel. 011-520-0710(受付時間/平日10:00~18:00)
※ご購入方法により手数料がかかる場合がございます。
※車椅子席ご希望の方は道新プレイガイド Tel. 011-241-3871までお問い合わせください。
※未就学児入場不可。
公益財団法人北海道演劇財団
Tel. 011-520-0710(10:00~17:00)
札幌市民交流プラザ 劇場事業課
Tel. 011-271-1950(9:00~17:00、土日祝除く)
主催
公益財団法人北海道演劇財団、札幌文化芸術劇場 hitaru(札幌市芸術文化財団)、NPO法人札幌座くらぶ
後援
札幌市、札幌市教育委員会、HBC北海道放送、STV札幌テレビ放送、HTB北海道テレビ、UHB北海道文化放送、TVhテレビ北海道、STVラジオ、AIR-G'FM北海道、FMノースウェーブ、FMアップル、北海道新聞社、朝日新聞北海道支社、毎日新聞北海道支社、読売新聞北海道支社
助成
文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)
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